鳥獣被害対策について
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鳥獣被害の現状について
全国各地で鳥獣被害が深刻な問題となっています。本市でもシカやイノシシ、サル、アナグマなどによる農作物の食害のほか、道路法面や人身被害などさまざまな被害情報が市民の皆さんから寄せられています。
〇宮崎県内の野生鳥獣による農林作物等の被害額について(外部リンクへ移動します)
野生鳥獣による被害及び目撃報告について
市では、野生鳥獣による農作物等の被害や出没状況を把握し、今後の被害防止対策を講じていくために随時報告を受け付けしています。以下の「野生鳥獣による被害及び目撃報告」からの回答にご協力ください。また、サルを目撃した場合、24時間、簡単に西都市公式LINEで通報いただくことができますので、こちらもご活用ください。
〇野生鳥獣による被害及び目撃報告(外部リンクへ移動します)
〇西都市公式LINEを活用したサルの目撃通報について
西都市鳥獣被害防止計画
市では、鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための対策を効果的に推進するために「鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための特別措置に関する法律」第4条第1項に基づき「西都市鳥獣被害防止計画」を策定しています。この計画に沿って市内の鳥獣被害対策を進めています。
鳥獣被害対策の取り組み
鳥獣被害の原因は地域で進む「餌付け」
地域に野生動物がやってくるのはエサがあるからです。農作物は動物にとって、おいしいエサ。被害は「餌付け」の一部といえます。さらに「人慣れ」することも餌付けの原因となります。
田畑や住居周辺にエサがなければ、危険を冒してまで平野部に来ることはありません。個人や地域全体で、野生動物が近づかない環境を目指しましょう。
はじめから「捕獲」に頼らない対策を
近年の野生動物による農作物被害は全国的な社会問題となっていますが、捕獲ばかりに目を向けた対策だけでは根本的な問題解決につながらないことが日本全国、さまざまな地域で分かってきました。
野生動物による被害を防ぐためには、以下の対策を総合的に、正しい順序で取り組む必要があります。はじめから捕獲に頼るのではなく、まずは地域ぐるみでの勉強や環境整備や侵入防止に取り組みましょう。また、環境整備や侵入防止を行うことが、田畑への侵入に慣れていた個体を捕獲檻へ追い込むことへもつながります。
1.地域ぐるみで勉強(学ぶ)
- 鳥獣被害対策への理解を深める基礎研修
- 集落点検・被害情報を可視化して共有
2.野生動物を寄せつけない環境を整える(環境整備)
地域で取り組むこと |
個人で取り組むこと |
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・見通しが悪いヤブなどは野生動物が安心できる隠れ場になります。
・放置した農作物や熟して落ちた果実などは野生動物のエサとなり、寄せつける原因になります。
・追い払いは、野生動物の人馴れを防ぎます。野生動物が来た際はロケット花火などを使って追い払い、田畑や住居周辺が危険な場所であると学習させましょう。ロケット花火が必要な方は農林課で配布しておりますので、ご活用ください。
・人間と野生動物がすみ分けできる環境を地域で整備しましょう。
3.農地や集落に防護柵を設置して守る(侵入防止)
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個人で農地への侵入を防ぐ
電気柵などの防護柵を設置する場合、市の補助事業を活用できます。詳しくは以下をご覧ください。
〇電気柵などの補助金希望申請受付について
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地域ぐるみで農地への侵入を防ぐ
地域で協力して防護柵の設置と管理を行う場合、国の交付金事業を活用できます。
西都市鳥獣被害防止対策協議会が防護柵の資材を購入し集落に提供(貸与)します。詳しくは以下をご覧ください。
〇ワイヤーメッシュ柵整備に取り組む地域を募集します
4.被害を及ぼす野生動物の数を減らす(捕獲)
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有害鳥獣捕獲活動(市内全域)
1から3の対策をしても被害が減らない場合は捕獲します。
・有害鳥獣捕獲班が狩猟期(11月1日から3月15日)も含めて通年銃器やわなを用いた捕獲活動を行っています。主に被害のある農地周辺や山間部で実施されますが、住宅地においても捕獲活動を行う場合があります。捕獲方法は銃器やわなですが、住宅地周辺では銃器を使用しません。
・新たに狩猟免許(わな猟・第一種銃猟)を取得した場合は、市の補助事業を活用できます。詳しくは以下をご覧ください。
〇狩猟免許取得に係る費用の助成について
※狩猟免許を取得しただけでは鳥獣を捕獲することはできません。野生鳥獣の捕獲については、許可を得て行う許可捕獲(有害鳥獣捕獲等)、狩猟者登録を受けて行う狩猟による捕獲があり、これら以外の野生鳥獣捕獲は法律で原則禁止されております。
「被害を減らすこと」がゴール
被害対策のゴールは、「野生動物を減らすこと」ではなく、「被害を減らすこと」であることを再確認しましょう。被害を減らすためには、総合的に、正しい順序で、地域ぐるみで取り組むことが重要です。そのためには住民の皆さまの協力が不可欠です。地域、行政が一体となって対策を進めていきましょう。
関連リンク(外部リンクへ移動します)
〇鳥獣被害対策に関すること(宮崎県総合農業試験場鳥獣被害対策支援センター)
〇野生鳥獣の保護及び管理(環境省)
問合せ先
農林課 林務係(西都市鳥獣被害対策協議会)電話:0983-32-1013
このページに関するお問い合わせ
| 担当部署 | 農林課 |
|---|---|
| 電話 | (農政企画係)0983-43-0382 (農地対策係)0983-32-1003 (農村整備係)0983-43-3432 (林務係)0983-32-1013 (地籍調査係)0983-43-1061 (農産園芸係)0983-43-1566 (畜産係)0983-32-1004 |
| お問い合わせ | 農林課へのお問い合わせ |














