電子くじについて
更新日:2024年10月28日
電子くじについて
電子くじは、開札において同価の入札をした者が、2人以上あるときに電子入札システムで自動的に落札者を決定するために使用します。
電子くじには、入札書が電子入札システムに到達した時刻と、「くじ番号」が用いられるために、電子入札システムにより入札書を提出する時は、「入札金額」とともに「くじ番号」(入札参加者が任意に決めていただく3桁の数字)の入力が必要です。
電子入札システムの「電子くじ」の方式について
項番 | 電子くじの方式 |
---|---|
1 | 入札書提出時に、くじ番号(入札参加者が任意に選定する3桁の数字)(a)の入力を行います。 |
2 | 入札書が電子入札システムに到着した時刻をもとにGMT(グリニッジ標準時)1970年1月1日0時0分0秒からの延べ秒数を計算し、下3桁の数値(b)を取り出します。 入札書到達時刻は、入札書提出時に発行される「入札書送信確認票」や「入札書受付確認通知書」で確認することができます。 |
3 | 入札参加者ごとに項番1のくじ番号(a)に項番2の数値(b)を足し合わせ、計算結果の下3桁の数値(c)を求めます。 |
4 | 電子くじ対象者の電子入札書がシステムに到着した時刻順に0、1、2...と番号を割り当てます。 |
5 | 電子くじ対象者の項番3の数値(c)をすべて足し合わせ、当該電子くじ対象者数で割り、余りの数値を求めます。 |
6 | 項番4で電子くじ対象者に割り当てられた番号と項番5で計算した余りの数値が一致した入札参加者が落札者(落札候補者)となります。 |
※天体観測を基に定められたGMT(グリニッジ標準時)とJST(日本標準時:兵庫県明石市を通る東経135度上の時刻)とは9時間の差があります。
電子くじの計算例について
項番 | くじ対象者 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|---|
1 | くじ番号 | 418 | 020 | 861 |
2 |
1970年1月1日0時0分0秒 |
〔入札書到達時刻〕 2024/7/8 16時20分40秒 〔1970/1/1 0:0:0からの延べ秒数〕 1720455640秒 下3桁 640 |
〔入札書到達時刻〕 2024/7/7 10時40分35秒 〔1970/1/1 0:0:0からの延べ秒数〕 1720348835秒 下3桁 835 |
〔入札書到達時刻〕 2024/7/7 14時25分04秒 〔1970/1/1 0:0:0からの延べ秒数〕 1720362304秒 下3桁 304 |
3 |
(c) |
|
(020+835) 855 |
(861+304)=1165 下3桁 165 |
4 | くじ対象者の入札書到達順番 (0から付番) |
2 | 0 | 1 |
5 | (c)の合計÷入札参加者数 |
|
||
6 | 落札者 (落札候補者) |
A社 (到着順番"2"=余り"2") |
※試算を試される場合に、電卓では項番5の"余り"ではなく、小数点が表示されますので、手計算されると理解し易くなります。
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