サツマイモ基腐病対策について

サツマイモ基腐病とは

 「サツマイモ基腐病」は、糸状菌(カビの一種)が原因で、主にかんしょ(ヒルガオ科)に感染する病害です。感染するとかんしょの地際部の茎が黒変し、病徴が進むと葉や茎が枯死し、その後、塊根(芋)が腐敗します。他の病害に比べて感染力が強く、短期間で被害が拡大し、多発したほ場では大幅な減収が見られるなど重大な被害をもたらします。宮崎県では平成30年度の発生確認後、被害が続いており、被害防止・軽減が大きな課題となっています。

病気の主な伝染

  • 病原菌が感染した塊根(種芋)と感染した苗でほ場内に侵入します。
  • 病気に感染した株にできた胞子が、降雨やほ場の停滞水などにより周辺の健全なかんしょに感染し、病気が広がります。
  • 前作のかんしょ栽培で病害が発生したほ場では、感染した残渣が分解されずに残ると、次作の伝染源となります。

サツマイモ基腐病対策

 「サツマイモ基腐病」対策は、病原菌を「持ち込まない」、「増やさない」、「残さない」の三つが柱で、総合的な取組が重要です。生産の各工程でしっかりと対策を実践しましょう。
 対策の詳細については、宮崎県が作成した農業者向け「対策マニュアル」をご確認ください。

サツマイモ基腐病対策マニュアル.pdf

対策マニュアル.jpg

 併せて、防除対策の確認や被害発生の要因分析等に、防除対策をまとめた宮崎県作成の「防除暦」をご活用ください。

サツマイモ基腐病の防除暦.pdf

防除暦.jpg

 対策マニュアル及び防除暦は、抵抗性品種の特性や効果的な本病の薬剤防除体系など、生産現場での被害軽減等に結び付く新たな技術や最新の知見について、令和3年度に公開されたマニュアル及び令和4年度に公開された防除暦に、追記または改訂して取りまとめられたもの(令和7年産版・宮崎県作成)です。

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