銀鏡伝統舞

市指定文化財 銀鏡しろみ伝統舞

銀鏡伝統舞.JPG 銀鏡地方にはいくつか民謡が伝わっている。「木おろし唄」「花の熊本」「塩や塩」「桃と桜」などである。そのうち、「塩や塩」「桃と桜」には舞踊がある。これが銀鏡伝統舞と指定された舞である。
 女性たちが黒紋付に扇を持って優雅に踊る。舞踊は米良山に隠れ住んだ皇族とその一族が、京をしのんで楽しみ、郷愁をいやしたものが残ったといわれる。また、殿(米良主膳)の参勤交代の共をした殿のご隠居が、京に遊んで覚えた歌と踊りを持ち帰り、それが一般に広まったともいわれる。
 他所から入った民謡や舞踊を、その気品と格調を保持しつつ受け継いでいるのは、、むらに生きる銀鏡のだれもが、生活の中で伝承を大切にしてきたからである。

参考・出典:濱砂武昭 著 須藤功 写真『銀鏡神楽ー日向山地の生活誌ー』(弘文堂、2012年)

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