木造 自刻立像
更新日:2018年03月23日
市指定美術工芸品 木造自刻立像
指定年月日:平成6年5月10日 所在地:西都市歴史民俗資料館内
楠材の一本造りで、像高は1.82メートル。一本の素木を略筭身大の立像として彫し、頭部は比丘形の行脚僧形をなす。
爪先立ちの素足。頭部は大きく丸く、眉は大きな半月眉をなし、柔和な微笑半眼がわずかに認められるが、腐食が進み、顔面が欠けるため、口元等は確認されない。耳は特に誇大して垂下させた福耳を彫し、頭部の全体を丸めに仕上げている。
衣は、片側の肩をあらわにした姿を呈するが、衣文は浅く、細部に渡った裳の流れも表現されず、腹部下方に幅広の横位条衣文数条を認めるにとどまり、大半が無衣文となる。
持物は、左手で肩越しの頭陀袋を握り、右手は横位に肘を曲げ、躰前で鉄鉢を掌を上にして持つ。
背面に関しては、内刳りは施されていない。細部の彫りも背銘も確認されず、単純な仕上げで終わっている。
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