木造 山路毘沙門天立像

県指定美術工芸品 木造山路毘沙門天やまじびしゃもんてん立像

指定年月日:平成6年11月28日  所在地:西都市大字三宅 山路

山路毘沙門天立像.jpg 毘沙門天は多聞天とも呼ばれ、護法神の一つで北方を守護する。もともと仏教の守護神であったが、時代と推移とともに独立して信仰の対象としてあがめられるようになった、富と幸福を招く仏である。
 都於郡第13代城主伊東三位入道義祐が、都於郡城の北方鎮護の神として京都鞍馬寺から勧請して、上山路寺(鞍馬寺)を造った時に持ち込まれた本尊と考えられている。
 像は高さ1.53メートルの寄木造りの立像であり、玉眼嵌入の忿怒の顔面や足下に踏まえた邪鬼などは、よく毘沙門天像の特徴を表している。脇侍として弁財天と吉祥天を有していたが、弁財天は盗まれ、現在2躰だけ堂宇に安置されている。原像の製作年代は形式などから南北朝時代末頃のものと推定される。

引用・出典:『西都市の文化財』

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