日向国分寺跡
更新日:2018年03月23日
国指定史跡 日向国分寺跡
指定年月日:平成23年9月21日 所在地:西都市大字三宅字国分
西都市街地の南西約0.92キロメートル、市街地と西都原台地との間に南北に延びる中間台地の南側中央部に位置している。周囲には、西都原古墳群(第222、223号墳)が分布し、北北東0.6キロメートルには日向国分尼寺推定地がある。さらに、北方約1.4キロメートルには国指定史跡の日向国府跡が所在している。
塔については、伽藍地南側および伽藍地内を調査したが、明確な基壇痕跡を確認することはできなかった。伽藍地東側から大型の円形土坑2基を南北に検出しており、この土坑が塔の心柱を立てた柱掘方ではないかと想定されたものの、断定するまでには至っていない。
金堂等については、現在も特定されていないが、中門と推定講堂の中間に、基壇の痕跡と推定される硬化層や石列を検出しており、中軸線上に中門・金堂・行動が並ぶ国分寺式伽藍配置であると思われる。
寺域については、昭和63年の調査で検出された南北柱穴列および南北溝状遺構、これら遺構と現在の東西道路とが交差する地点には昭和36年の調査の際に伝東門礎石が所在していたことから、寺域東端であると判断される。寺域北側と東側は明確ではないが、復元すると東西約150メートル、南北約190メートルほどの寺域であったと思われる。
引用・参考:『西都市史 資料編』
考古 古代 4 日向国分寺跡
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