千畑古墳
更新日:2018年03月23日
国指定史跡 千畑 古墳
指定年月日:昭和9年5月1日 所在地:西都市大字穂北字桜田
西都市街地の北寄りを流れる一ツ瀬川左岸、穂北地区桜田に所在し、一ツ瀬川に面した茶臼原台地南裾の標高約30メートルの緩斜面に位置する前方後円墳である。古墳の東約100メートルの台地裾の斜面には、8基からなる千畑横穴墓群がある。
明治初期に編さんされた『日向地誌』は、江戸時代の文化・文政年間(1804から1829年)に、地元民が石室を発掘したと伝える。本墳は、南九州では希少な大型横穴式石室墳として昭和9年(1934年)に国史跡に指定された(指定は円墳)。
県内に所在する20基ほどの横穴式石室の中で、日南市弧塚古墳とともに最大規模を誇る。石室内からの出土遺物はないが、石室構造からみて6世紀後から末葉(TK43型式期)の築造と推測される。
引用・出典:『西都市史 資料編』
考古 古墳時代 8 千畑古墳
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