電気火災に注意してください
身近に潜む電気火災
電気火災とは、電気器具類にかかわる火災のことを言います。電気器具類が原因となる火災は年々増加しています。現代社会では多種多様な電化製品が作り出され、電気器具類の火災のリスクは、常に存在しています。私たちの生活の身近には、常に火災のリスクが潜んでいることを忘れずに、適切な使用・維持管理に努めていきましょう。
電気火災の中でも電線の半断線・トラッキング・過電流等によっておこる火災は、火を使用している意識がないため、火災に気づきにくい特徴があります。電気火災は増加傾向にあります。電気の正しい使い方や電気火災の内容を理解して、火災を未然に防ぎましょう。
電気火災の主な原因と対策
電気の半断線
電線コードや電気配線が折れたり、踏まれたり、挟まれたりすることで、配線の一部が切断状態(半断線)になり、その部分から発熱し、出火する恐れがあります。
◆電線コードが家具に挟まれたり、釘などで電気配線を強く固定していないかなど、家の中を確認しましょう。
トラッキング現象
トラッキング現象は、長時間差し込まれているコンセントと電源プラグの間に、ほこりや湿気が溜まることで、放電、発火する現象です。家具の裏などほこりが溜まりやすい場所、台所やお風呂の脱衣所など水気の多い場所で、長時間差し込まれているコンセントは注意が必要です。
◆使用しない電気機器のプラグは抜き、定期的に掃除をしましょう。
◆使用しないプラグは抜きましょう。
過電流(たこ足配線)
コンセントや延長コードには、定格容量(許容電流)が決まっており、たこ足配線により定格容量を超え、一度に多くの電気機器を使用し続けると過電流が流れ、発熱し出火する恐れがあります。コンセントの差し込み数が少なくても、定格容量を超えると危険です。
◆電気機器の消費電力やコンセント・延長コードの許容電流を確認し、定格容量内で使用しましょう。
充電式電池・リチウム電池
近年火災原因として増加が著しいのが、モバイルバッテリーのように繰り返し使える充電式電池です。出火原因は、水に落としたことによる発火、落下による発火、低温下で充電したために発火等があります。
◆電池をぶつけたり、濡らすなどしてしまった時は、電池に異常がないかしっかり確認し、電池が膨らむなど少しでも異常があれば、使用をやめましょう。
◆PSEマークが表示されているかなどを確認し、一定の安全が確保されているものを使用し、火災を起こさないようにしましょう.
火災発生時に備えましょう
火災発生時には、落ち着いて以下の行動を実施しましょう。また、初動対応の訓練や教育を行いましょう。
消火
◆火災発生場所を確認後、消火器を使用し、初期消火を行いましょう。
◆消火器で消火できない場合は、屋内消火栓設備を使用しましょう。
通報
◆119番通報をしましょう。火元、けが人などの情報も伝えましょう。
避難誘導
◆火元の部屋のドアや防火扉を閉めましょう。
◆放送などで建物内に火災の発生を知らせ、避難誘導をしましょう。
◆在館者がいる場合は、火元から遠い避難口へ誘導しましょう。
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