誰も自殺に追い込まれることのない「西都市」を目指して

自殺の現状

 西都市では、2017年~2021年の5年間で、41人の方が自殺で亡くなっています。5年間の平均自殺死亡率は26.9人と、全国(16.3人)宮崎県(18.6人)より高い数値になっています。
 このような状況を受け、西都市では平成31年3月に「西都市いのち支える自殺対策行動計画」を策定し、西都市が行う「生きる支援」に関連する事業を総動員して、全庁的な取り組みとして自殺対策を推進しています。

自殺はその多くが追い込まれた末の死です

 自殺の背景は、病気や障害などの健康問題、失業や倒産、長時間労働などの社会的・経済的問題、職場や学校、家庭の問題といった様々な社会的要因が複雑に絡み合い、心理的に追い込まれてしまった末のものであり、「誰にでも起こり得る危機」です。

自殺のサインを見逃さないで(自殺予防の十箇条)

 1.うつ病の症状に気をつける(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
 2.原因不明の身体の不調が長引く(不眠、食欲不振、疲労感など)
 3.酒量が増す
 4.安全や健康が保てない(治療を中断する、自暴自棄になる)
 5.仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
 6.職場や家庭でサポートが得られない
 7.本人にとって価値あるものを失う(職、地位、家族、財産)
 8.重症の身体の病気にかかる
 9.自殺を口にする
 10.自殺未遂におよぶ
                  (厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より)

 上記のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危機が迫っています。早い段階で専門家に相談しましょう。

悩みごと相談窓口一覧

 様々な相談内容に対応する相談窓口を掲載した「西都市悩みごと相談窓口一覧」を作成しました。市役所、支所等で配布していますのでご利用ください。

令和5年度版 西都市悩み事相談窓口一覧.pdf

 

こころのサポーター(ゲートキーパー)

「こころのサポーター(ゲートキーパー)とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです。
 自殺対策では、悩んでいる人に寄り添い、かかわりを通して「孤立・孤独を防ぎ、支援することが重要です。一人でも多くの方に、こころのサポーター(ゲートキーパー)として、の意識を持っていただき、専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが自殺対策につながります。

 

 政府広報オンライン あなたもゲートキーパーに! 大切な人の悩みに気づく、支える (外部リンクへ移動します。)

生涯学習さわやか出前講座「こころの健康づくり講座」

市民の方を対象に、生涯学習さわやか出前講座「こころの健康づくり講座」を開催しています。

 内容:保健師による「こころの健康づくり」に関するお話し。30分~1時間程度
 ※希望日の1か月前までに、社会教育課にお申し込みください。

宮崎県ホームページ 宮崎県の自殺対策   (外部リンクへ移動します。)

宮崎県精神保健福祉センターホームページ   (外部リンクへ移動します。)

このページに関するお問い合わせ

担当部署 健康管理課
電話 (国保高齢者医療係)0983-43-0378
(健康推進)0983-43-1146
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(地域包括ケア推進)0983-32-1028
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