銅印・児湯郡印

重要美術工芸品 銅印・児湯郡印こゆうぐんいん

指定年月日:昭和30年2月2日

児湯郡印 西都市酒元地区の旧家に伝世され、現在は西都市の所蔵になり、市役所に保管されている。西都市歴史民俗資料館ではそのレプリカを見ることができる。
 青銅製で、印面の大きさが縦横とも44ミリメートルの方形、高さは56ミリメートルで孤鈕有孔であり、「児湯郡印」と楷書体で陽刻されており、書体から8世紀後半に鋳造されたとみられる。奈良時代に郡印を用いた文書行政が当地でも行われていたことがわかる貴重な資料である。
 郡印の実物は「児湯郡印」のほか、「山辺郡印」(上総国)、「牟婁郡印」(紀伊国)、「御笠郡印」(筑前国)の3点が出土・伝世しており、いずれも国の重要文化財に指定されている。
 なお、日向国内に郡家は5カ所あったはずだが、まだ確認できた遺跡はない。他国の例によると、郡家には群庁(政庁)、曹司群など役所の建物をはじめ、納められた米を貯蔵する正倉群、厨房施設を備えた厨家などが並んでいた。また郡の業務を遂行するため、書生、田領、税長、調長などの郡雑任が現地採用され、郡内行政を行っていたと考えられる。

引用・出典:『西都市史 通史編 上巻』
第六節 律令制の形成と展開 第二項 律令制化の日向国と児湯郡

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