人権啓発事業について

 人権とは、日本国憲法においては侵すことのできない永久の権利とされています。「すべての人々が生命と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持つ権利」であり、だれにとっても身近で大切なもの、日ごろの思いやりの心によって守られるべきものです。
 人権は、難しいものではなく、だれでも心で理解し、感じることのできるものであり、真に人権が尊重される社会にするためには、私たち一人一人の意識がとても大切です。
 西都市及び西都市人権啓発推進協議会では、市民の人権意識の普及・高揚のために次のような取り組みを行っています。

西都市人権啓発推進協議会とは

 市民の人権意識の普及高揚を図り、人権問題解決の促進に役立てることを目的として、昭和58年11月22日に設立されました。委員は行政機関、教育機関、更生福祉団体、産業経済団体、報道機関等に携わる団体の長若しくは代表43名(令和3年5月現在)から構成され、様々な人権問題に対して市民の理解と認識をより一層深めるための啓発活動に取り組んでいます。

西都市人権啓発推進協議会構成機関・団体一覧.pdf

※令和3年度の状況

西都市人権啓発推進協議会研修会(講演会)

CIMG6765.JPG 西都市人権啓発推進協議会では、協議会委員を対象に、令和元年5月29日(水曜日)に人権に関する研修会を開催しました。
 講師は、NPO法人延岡市ボランティア協会副会長 山内 文代氏に務めていただき、「障がいと共に生きる」と題して、著書である「うちの母ちゃん、手が無っちゃが!」の内容や、事故の時のこと、障がい者になってからの不便さなどについて、分かりやすくご講話いただきました。(写真:講演会の様子)

※令和2年度・3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりました。

人権擁護委員の日啓発

DSC00098.JPG 人権擁護委員は、法務大臣から委嘱された無報酬の民間ボランティアで、人権に関する悩みごとや心配ごとなどの相談を受けるとともに、人権意識の普及に努められており、西都市には7人の人権擁護委員がいらっしゃいます。
 昭和24年6月1日、人権擁護委員法が施行されたことを記念し、毎年6月1日に、日頃地域に根ざした活動を行い人権侵害が起きないように見守っている人権擁護委員について周知するため、無料人権相談開設及び街頭啓発を行っています。(写真:街頭啓発の様子)
※令和2年度・3年度については6月1日の実施を計画していましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から中止となりました。

人権週間強調月間(8月)啓発

 8月は、県が定める「人権啓発強調月間」です。「8月は、夏休みや、お盆休みの帰省などで、いろんな人と出会う機会が多いので、この機会に、人権の大切さについて考えてみませんか」という趣旨で定められているものです。
 人権啓発強調月間に合わせて、人権の大切さについて考えるきっかけとなるような、様々な事業を行っています。

夏休みふれあい映画祭

 毎年、人権の大切さについて考えるきっかけとして、宮崎県や宮崎県人権啓発活動ネットワーク協議会と共催で、人権に関する幅広いテーマを持つ情感あふれる映画を上映する「夏休みふれあい映画祭」を開催しています。

※令和2年度・3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりました。

令和元年度の開催状況

日時 令和元年7月20日(土曜日) 午後3時~午後5時(受付:午後2時30分~)
場所 西都市文化ホール
入場 無料
上映作品
(2本)
・忍たま乱太郎のがんばるしかないさシリーズ(10分)(企画・制作:東映株式会社教育映像部)
・ズートピア(109分)(配給:ディズニー)
参加人数 子ども:79名 大人(高校生以上):56名 計:135名
その他 人権ポスターの展示や人権擁護委員による紙芝居も同日開催

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人権に関するポスターの募集

 次代を担う小学生、中学生が人権に関するポスターを制作・応募することを通じて、人権を尊重することの大切さについて理解を深め、豊かな人権感覚を身につけることを目的として、毎年、夏休み期間中に市内の小、中学生から人権に関するポスターを募集しています。
 令和3年度は、小学生から54点、中学生から215点、計269点の応募がありました。厳正な審査の結果、40名の入賞者が選ばれました。皆様のたくさんのご応募ありがとうございました!

人権週間啓発(12月4日~10日)

 国際連合は、昭和23年(1948年)の第3回総会において「世界人権宣言」を採択し、昭和25年(1950年)の第5回総会において、12月10日を「人権デー」と定め、全ての加盟国にこれを記念する行事の実施を呼びかけました。
 このことを受けて、法務省と全国人権擁護委員連合会は、この12月10日の人権デーを最終日とする1週間(12月4日~12月10日)を「人権週間」と定め、全国各地域において、人権尊重思想の普及高揚のための各種啓発活動を行っています。

人権に関するポスター展

 人権週間に合わせて、夏休み期間中に募集した人権に関するポスターの入賞作品を展示するポスター展を開催しています。
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人権・なやみごと相談所

 通常第3火曜日におこなってる相談所を、人権週間に合わせて開設しています。人権やその他の悩みごとをお受けします。

人権週間街頭啓発

 人権擁護委員や宮崎地方法務局から一日人権擁護委員の委嘱を受けた市民が、市内で街頭啓発を行います。

日時 令和3年12月6日(月曜日)午後4時30分~
場所 市スーパー店舗店頭 2箇所(エーコープ西都店、スーパーセンタートライアル西都店)
内容 人権週間の案内チラシや啓発文が入った物品を配布しました。


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人権啓発講演会等における講師謝金等補助金

 西都市内における人権啓発の推進を図るため、「西都市人権啓発推進協議会」の構成機関・団体又は、その団体を構成する組織が開催する人権啓発に関する講演会等に対して補助金を交付する制度を実施しています。
 詳細については人権啓発講演会補助事業についてのページをご覧ください(内部リンクへ移動します)。

令和元年度の補助実績

※令和2年度・3年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の影響から開催がなかったため、令和元年度の補助実績を掲載しています。

団体 西都市立妻中学校教養部
開催日 令和元年6月19日(水曜日)
開催場所 西都市立妻中学校 被服室
講師 中武 義弘氏(県立妻高等学校教諭)
『人権について』
参加人数 53名
団体 西都銀上学園
開催日 令和元年6月21日(金曜日)
開催場所 西都銀上学園 体育館
講師 NPО法人 ハートスペースM 共同代表 佐藤 以津子氏
『デートDVプログラム』
参加人数 50名
団体 三校合同運営協議会
開催日 令和元年11月21日(木曜日)
開催場所 西都市民会館
講師 野田 恭子氏、野田あすか氏
参加人数 268名
団体 西都市立都於郡中学校
開催日 令和元年11月29日(金曜日)
開催場所 西都市都於郡中学校 1年A組教室
講師 中武 義弘氏(県立妻高等学校教諭)
『相手の気持ちを考え、思いやりの心を育てよう』
参加人数 25名

人権・なやみごと相談所の開設について

 毎月1回、特設無料人権相談所を開設し、家庭内の問題(夫婦、親子、結婚、離婚、相続など)や、隣近所とのもめごと、いじめ、体罰などの問題に関するご相談を受付けています。相談は無料で秘密厳守になっておりますので、お気軽においでください。
 人権・なやみごと相談所の開設について(内部リンクへ移動します)

関係機関へのリンク集

法務省人権擁護局ホームページ(外部リンクへ移動します)
宮崎県人権ホームページ(外部リンクへ移動します)  
宮崎県人権啓発活動ネットワーク協議会【法務局・宮崎人権擁護委員連合会の活動について】(外部リンクへ移動します)

このページに関するお問い合わせ

担当部署 市民課
電話 (戸籍住民)0983-32-1023
      0983-35-3020<マイナンバー専用>
(年金)0983-43-1221
(市民協働推進・人権啓発・地区コミュニティ)0983-43-1204
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