西都原古墳群が日本遺産に認定されました

 西都市・宮崎市・新富町の3市町では、西都原古墳群、生目古墳群、新田原古墳群、蓮ヶ池横穴群の保存状態のすばらしさや、古墳の規模や形の移り変わりによる首長たちの栄枯盛衰をストーリーにまとめて日本遺産の登録申請を行っていましたが、平成30年5月24日に東京ステーションホテルで認定証交付式が執り行われ、押川市長が代表として認定証を授与されました。

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日本遺産認定ストーリー
「古代人のモニュメント ー台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観ー」

 日本独自の形である前方後円墳という古墳が作られた時代、宮崎平野でも西都原古墳群を初め多くの古墳が造られました。列島各地であまた造られた古墳のある景観は、時のうつろいの中で様変わりしますが、宮崎平野には繁栄した当時に近い景観が今も保たれています。
 古墳の姿形が損なわれることなく、古墳の周りに建築物がほとんどない風景は全国で唯一です。

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日本遺産に認定された構成文化財(西都原古墳群関連)

西都原古墳群(特別史跡)

 ストーリーの主題となる古墳景観の中核となる古墳群で、300基を超える古墳が現存しています。古墳が造られた当時に近い景観が現在も保たれている全国でも稀な史跡です。

男狭穂塚古墳(陵墓参考地)

 帆立貝の平面形を有する古墳としては全国一の大きさ(墳長176m)を誇ります。古墳時代中期(5世紀)における西都原古墳群の繁栄を端的に物語る古墳です。

女狭穂塚古墳(陵墓参考地)

 九州一の大きさ(墳長176.3m)の前方後円墳です。古墳時代中期(5世紀)における西都原古墳群の繁栄を端的に物語る古墳です。

鬼の窟古墳(西都原古墳群第206号墳)

 西都原古墳群最後の首長墓。6世紀末~7世紀初頭に造られた直径36mの円墳で、二重の濠と高い土塁が特徴です。埋葬施設は巨石積みの横穴式石室(内部見学可能)です。

日向国児湯(こゆ)郡西都原古墳出土金銅製馬具(国宝)

 西都原古墳群周辺で出土した遺物で、朝鮮半島からもたらされた一揃いの馬具。古墳時代後期(6世紀)における東アジアを舞台とした外交や交流を具体的に物語る資料

 この他にも、4つの古墳群に関する出土品などが構成文化財となっています。

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