住宅防火・防災キャンペーン~9月1日から9月21日~全国で実施!老人の日・敬老の日に「火の用心」の贈り物
近年の住宅火災による死者数は、900人前後の高い数で推移しています。
このうち、7割以上が65歳以上の高齢者であり、今後のさらなる高齢化に伴い、住宅火災における高齢者の死者数の増加が懸念されます。
このことから、高齢者の被害を減らすことを目的とし老人の日・敬老の日に「火の用心」の贈り物をキャッチフレーズに、9月1日(日)から9月21日(土)にかけて、全国的に「住宅防火・防災キャンペーン」が実施されます。
なお、消防庁では、令和6年1月に発生しました輪島市大規模火災を踏まえ、地震発生時の住宅火災の発生を抑えるため、住宅用火災警報器や住宅用消火器、感震ブレーカー等の普及促進を図ってまいります。
このキャンペーンは、9月15日の「老人の日」、9月16日の「敬老の日」にあわせて、高齢者宅における住宅用火災警報器の設置及び作動確認のほか、寝たばこ防止やストーブ、ガスこんろなどの適切な使用等について改めて呼びかけたり、お子さんやお孫さんから高齢者に対して「住宅用火災警報器」「住宅用消火器」「エアゾール式簡易消火具」または「防炎品」などをプレゼントするなど、住宅用防災機器等の普及促進を図ることを目的としたものです。
令和6年度住宅防火・防災キャンペーンポスター(PDF)
高齢者を住宅火災から守るために
1.早く知る! 2.早く消す! 3.火を拡大させない!
(1)早く知る:住宅用火災警報器(住宅用防災機器)の設置とその維持は義務です!
住宅火災で死者が発生する要因として、火災の発見が遅れ気づいた時には火煙が回り、すでに逃げ道がなかったと思われる事例が多く報告されています。
「住宅用火災警報器」は、火災の発生をいち早く知って速やかに避難できるよう設置が義務付けられていますが、電池や内部の電子部品の寿命が約10年といわれています。いざというときに電池切れや故障がないように年2回ほどの定期的な点検が必要です。
ぜひこの機会に高齢者の家に設置されている住宅用火災警報器を高齢者の代わりに点検し、異常がある場合は交換してあげましょう。
(2)早く消す
火災が発生したときに消火器で初期消火を行うことは、被害を最小限に食い止めるためにも非常に重要です。消火器には、小さくて軽い「住宅用消火器」や、スプレー式で高齢者でも扱いやすい「エアゾール式簡易消火具」といったものも販売されています。特に高齢者がいるご家庭にはこのような器具を備えておくことをお勧めします。
住宅用消火器の例
※ご注意ください!
消火器に変形や損傷、サビがあるような老朽化した消火器は破裂などの危険があります!
なお、消防職員が消火器を販売することはありません!悪質な訪問販売などにお気をつけください!
詳しくは下記の総務省消防庁のホームページやPDFをご参照ください。
住宅用消火器(総務省消防庁 外部リンク)
「皆さんのご家庭には住宅用消火器置いてありますか?」財団法人 日本防火協会(PDF)
〇エアゾール式簡易消火具とは、消火薬剤を液化ガス又は圧縮ガスの圧力により噴霧状等に放射して消火するものです。
家庭内で発生する天ぷら鍋の油の過熱による発火、石油ストーブの注油中の引火による火災、火の不始末によるくずかごの火災などの比較的初期段階の火災に有効です。
※ご注意ください!
この製品は消火器の代替品としてではなく、補助的な役割を果たすものとして、その効果が期待されるものです。
容器に表示されている適応火災に応じた使用をしてください。
適応しない火災に使用すると、火災が拡大するおそれがあります。
(3)火を拡大させない:住宅防火対策は防炎品の使用から!
毎年、寝たばこにより発生した火災で多くの方が亡くなっています。また、調理中にこんろの火が衣服に燃え移る事故も発生しています。このような火災による死者を減らすには枕・布団などの寝具やパジャマやエプロンといった衣類を燃えにくく作られた「防炎品」を使うのが有効です。また、カーテンやじゅうたんなども防炎品にすることで、急激な火災の拡大を防ぎ、逃げ道を確保することができます。
防炎品が役立った事例(東京消防庁提供):総務省消防庁 住宅防火関係:防炎品の内容を一部抜粋
冷蔵庫の過負荷リレーの接点溶着により出火したもの。冷蔵庫背面のカーテンに焼けた跡があることを発見した。
防炎のカーテンであったため、壁の焦げ及びカーテンの一部焼損だけに止まった。
詳しくは下記の外部リンクをご参照ください。
防炎品について(総務省消防庁 住宅防火関係:防炎品 外部リンク)
公益財団法人 日本防炎協会 ホームページ(外部リンク)
防炎物品いろいろ(PDF)(日本防炎協会)
住宅火災 いのちを守る 10のポイント
4つの習慣
1.寝たばこは 絶対にしない、させない
2.ストーブの周りに 燃えやすいものを置かない
3.こんろを使うときは 火のそばを離れない
4.コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
1.火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は 安全装置の付いた機器を使用する
2.火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
3.火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
4.火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
5.お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
6.防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
「地震火災」「通電火災」にも備えましょう
本県では、これまで台風や土砂災害による大きな被害を被ってきました。 また、東南海・南海地震、日向灘地震発生の可能性が高まっていることに加え、新燃岳など霧島火山群も活発な活動を続けており、 常に災害への備えが求められています。
大規模な地震の発生後には、大規模な火災が発生するおそれがあります。
「地震火災を防ぐポイント」を、以下のリーフレットを参考に皆様で今一度チェックしてみてください。
地震火災を防ぐポイント(PDF)
また、地震、豪雨、台風災害時に停電し、自宅から住民が避難中に停電が復旧すると、住民不在の自宅で「通電火災」が発生するおそれがあります。停電時には電化製品の電源プラグをコンセントから抜く、災害時に自宅から避難する際には、ブレーカーを落として避難する、または感震ブレーカーを設置するなどの対策を行うようにしてください。
通電火災に注意してください(内部リンク)
下記のリンク先もご参考ください。
防災・災害情報(西都市防災マップ)(内部リンク)
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